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本堂
本尊 弘法大師像
開山当初から安置されており、大空襲の際には、幸いにも防空壕に退避していたため焼失をまぬがれました。
現在は宮殿(くうでん)の中に安置されています。
作られた年代などはよく分からないものの、ご入定(にゅうじょう)のお姿の等身大の乾漆像で、重要文化財クラスの価値をもつものといわれております。
ご宝号 南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)
毎月21日のご縁日には、朝11時より本尊ご宝前(ほうぜん)にて、檀信徒の皆様とご一緒に仏前勤行次第(ぶつぜんごんぎょうしだい)を読経し、茶話会を設けてどなた様でもご自由にお参りいただいておりますので、お気軽にご来山ください。
脇仏 不動明王像
本堂正面右脇にお祀りしております不動明王(ふどうみょうおう)は、「お不動さん」の名で親しまれ、大日如来の化身あるいは使者とされる衆生守護の明王です。
弘法大師の作と称せられ、ご本尊と共に開山当初から安置されていますが、年代等は不詳です。
ご真言
ノウマク サンマンダ バザラ ダン センダ マカロシャダ
ソワタヤ ウンタラタ カンマン
毎月28日のご縁日には、不動明王護摩祈祷を厳修し、個々の願い事を書いた添護摩木(そえごまぎ)を燃やし、ご祈祷させていただいております。
脇仏 愛染明王像
本堂正面左脇にお祀りしております愛染明王(あいぜんみょうおう)は、愛情を清らかな菩提心に変える力を持つとされ、和合、敬愛を祈願する明王です。
仏師 山髙龍雲師作で、平成13年春より入仏されました。
ご真言 オン マカラギャ バゾロ シュニシャ バザラ サトバ ジャク ウン バン コク
毎月新月の日に、愛染明王護摩祈祷を厳修し、個々の願い事を書いた添護摩木を燃やし、ご祈祷させていただいております。
修行大師・稚児大師建立のいわれ
当山中興の祖第8世住職大僧正藤田亮禅和尚、遷化十七回忌に際し、そのご遺業を偲び、檀信徒一同、追善供養として弘法大師修行像ならびに稚児像を建立し、寄進したものです。(平成17年3月24日)
修行大師、稚児大師いずれもお大師さまが「苦しんでいる衆生の身に代る」という誓願のお姿です。修行大師のお姿は、四国遍路修行に行くことが出来ない人々に代って八十八の霊場を遍路し、その人を救済しようというお大師さまの御心を示されたものであり、稚児大師も同じく、難病や辛い身の上に苦しむ子どもや親の身代わりとなって仏様に祈るお姿であります。右手はお大師さま、左手は自分、両手を合わせて「南無大師遍照金剛」とお唱えすれば、人生の暗夜にお大師さまのお導きをいただくことが出来ます。